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事業の説明

事業代表者からの挨拶

厚生労働省は「クリニカル・イノベーション・ネットワーク(CIN)構想」を掲げ、我が国でのレジストリを活用した効率的な治験・市販後調査・臨床研究体制の構築を推進し、医薬品・医療機器等の開発を促進することを目指しています。この構想の下、日本医療研究開発機構(AMED)の「CIN構想の加速・推進を目指したレジストリ情報統合拠点の構築」(事業代表者:国立国際医療研究センター(NCGM) 國土典宏理事長、2017年8月~2020年3月) (CIN國土班)にNCGMが採択され活動が行われました。この事業でレジストリ検索システムを構築し、患者レジストリ及びコホート研究に関する情報の一元化と可視化が成し遂げられました。2020年4月以降は、CIN國土班の後継事業として、厚生労働省の「CIN中央支援に関する調査業務一式」(CIN中央支援事業)が開始され、引き続き同事業をNCGMが受託し、担当しております。

本事業では、患者レジストリ及びコホート研究調査を継続して行い、登録されたレジストリ情報の更新と新規レジストリ情報の収集を行っております。また、患者レジストリの利活用に関する情報発信や、アカデミアや企業等からの患者レジストリについての相談実施等も行っております。

このような取組を通して、レジストリの利活用が促進され、医薬品・医療機器等の開発に貢献できることを願っております。

2022年4月
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 臨床研究センター長
杉浦 亙